兎と狼のラビリンス

こちらは白泉社『狼陛下の花嫁』の二次創作ブログサイトです。(作者様・出版社様とは関係ありません)

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♪Rei主演映画 -W-ダブル

ダリ子様から頂いた素敵絵を拝見して、慧ネンが妄想し勝手に送り付けたお話です。

二枚目の素敵絵が、もし映画のポスターだったら…。

こんな感じに仕上がりました

ちょっとだけ、大人風味

そして、その駄文を見たダリ子様が、映画風ポスターに手直しして贈って下さいました

これぞ、萌の連鎖(違う)



♪Rei主演映画 -W-ダブル


迎えに行くと言って聞かなかった彼を何とか説得し、夕鈴はバイトを終えるとすぐに恋人のマンションに向かった。
ただでさえ多忙な恋人の、せっかくのオフをゆっくり過ごして欲しかったからだ。
部屋に入ると、彼は玄関先までお迎えに出てくれていた。

「おかえり、夕鈴。」
「ただいま、黎翔さん。」

玄関先で、二人は口付けを交わす。

腰を抱かれ共にリビングに行くと、彼は先程までここにいたのか、テーブルの上には飲みかけのコーヒーと台本が置かれていた。

「お仕事してたんですか?」

せっかくの休みなのに…と思い聞くと、黎翔は苦笑い。

「一人でいてもつまらないし。夕鈴が来るまで、セリフを覚えてた。」

――彼は、人気バンドグループ・Creuzのリーダーで、俳優業もこなす芸能人。

「…知ってるかな?今度、主演を任された映画があるんだ。」
「もちろん知ってますよ?学校でも凄い騒ぎですし…。」

そんな会話をしながら、ソファに座る。
その前に夕鈴用の飲み物を用意する黎翔は、流石と言ったところか。

「今度の映画は、今までと違った役回りでね。僕も結構力を入れてる。」

台本を手に取り話す彼は、すでに俳優の表情をしている。

これまで黎翔が演じてきた役は、王様だったり、刑事だったり、良い役柄が多かった。しかし、今回は…。

「――殺人犯の役、ですか…?」
「うん。」

 ダブル
―W―

台本の中央に、真っ赤な字で書かれた文字。

「昼間は善良な市民。だけど夜になると、血に飢えた殺人者と化す。同じ顔だけど性格は全然違っていて、警察は初め別人として考えるんだけど。やがて一人の女性刑事が同一人物だという事に気付く。」

黎翔は淡々と語る。

「まあ、色々事情があってそうなっちゃったんだけど、その辺は映画を見てからのお楽しみだという事で。」

パラパラとページを捲った台本を、夕鈴に手渡す。

「ねえ、セリフの練習、付き合って?」
「えっ!?無理です、私お芝居なんて出来ませんっ!!」
「大丈夫、台本見ながらセリフを言うだけで良いから。夕鈴は僕を追いかけてくる女刑事の役ね?」
「そ、そんな…!」

「始めるよ?そのページの最初からね?『…私は自分の事を、誰かに分かってもらえなくても構わない』…はい、次、夕鈴のセリフだよ。」

「え、えっと…!『そんな悲しい目をして、そんな事を言わないで下さい。』」

台本を見ずに完璧にセリフを言う黎翔に驚きながら、夕鈴は一生懸命相手役のセリフを読み上げる。

物語は終盤に差し掛かっていく。
彼が自分の過去を女刑事に打ち明けた後のシーン。

『私は今までもずっとこうやって生きてきた。誰も信じず、信じられず。これからもそれは変わらない。』
 
『だったら、私が貴方を信じます!たとえ世界中の人間が貴方を批判しても、私だけは貴方を信じ続けます…!』

「夕鈴…」
「…黎翔さん、私の名前じゃないですよ?ここは刑事さんのお名前を呟くところで…っ」

黎翔の間違いに顔を上げた夕鈴は、彼の顔が思った以上に近くにあって驚いた。
思わず呼吸を忘れ端正な顔に見入っていると、彼はそっと近付いてきてキスをされてしまった。

「ン…」

甘い声が、鼻から抜ける。
黎翔はなかなか離してくれず、そのままソファに押し倒されてしまった。
手に持っていた台本は取り上げられ、ポイッと投げられる。

「…だめ、黎翔さん…」

バイトを終えてすぐに来たから汗臭いのに…と夕鈴は泣きそうになるが、肌を這い回る彼の手は止まってくれない。
口の中に入ってきた彼の舌に呆気なく舌を絡み取られる。

「ンう…あっ、あん…」

服を脱がされ、身体中に愛撫を受ける頃には、彼の身体に腕を回し、夕鈴は行為に没頭していった。


数日後、街中に映画のポスターが貼り出された。
通学時に利用する駅の構内に貼られているポスターを、女子学生が黄色い声を上げながら見ている。


対極にいる、赤と白の同じ顔をした彼。

映画ポスター


         ダブル
        ―W― 
~彼ははたして、悪魔か天使か!?~

        主演:Rei                                      


自分を抱く時の彼は意地悪で悪魔みたいだと、夕鈴は頬を赤く染めるのだった。

END


妄想の元となった素敵絵はこちら

ダリ子様、本当にありがとうございました

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よろしくお願いします。

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