兎と狼のラビリンス

こちらは白泉社『狼陛下の花嫁』の二次創作ブログサイトです。(作者様・出版社様とは関係ありません)

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幼い日々

某国にお住まいの、砂上様から素敵なお話を頂いてしまいました

数日前、砂上様宅の500hitを踏み抜いた慧ネン。
「何かリクエストはありますか?」と聞かれ、恐れ多くもリクエストしたわけですよ。

慧ネンは砂上様がピクシブで連載していらっしゃる、『冬萌』と言うお話が凄く大好きでして。
二人が幼い頃、大人たちは用事で出掛けて二人だけでお留守番するほのぼのしたお話を読みたいと駄々を捏ねました。

そしたら僅か一日後に、素敵なお話を頂いてしまったのです

ご本人様は「ほのぼのになっているか、ぐだぐだじゃないか物凄く心配なのですが」←とご謙遜されていましたが、思っていた以上のほんわかしたお話に心が温かくなりました

『冬萌』本編は今は切ないお話ですが、きっと幸せになると信じております。
とても素敵なお話ですので、ご存じではない方は是非ご覧になってみて下さい。

リクエスト内容は【『冬萌』設定(現パロ) チビ黎夕 二人でお留守番】です。
砂上様がブログ掲載を快く許可して下さったので、早速アップしちゃます

では、どうぞ!


***



幼い日々


来週屋敷の補修工事が入る、と李順に聞かされ自室に戻ると夕鈴がソファに寝ていた。
待っててくれたんだ、その事に喜びを覚えながら起こさないように注意しながら髪を梳かして、ふと昔を思い出した。
まだ夕鈴も僕も小さかった頃。あの時も補修工事で屋敷にいられなかったから、我が儘を言って夕鈴の家に行ったことを。



「では、黎翔様。くれぐれもキッチン、特にコンロ周りには立ち入らないで下さいね?二階もダメですからね?外に出てもダメですからね?」
「わかったよ、いってらっしゃい!」
「…はい、行ってきます。黎翔様。夕鈴、いい子にね?」
「いってらしゃい、おかあさん!」

本邸である屋敷が補修工事ってのをするから一週間他所でお泊まりよ、と母さんに言われて、夕鈴にその間会えないと気づき我が儘を言った。「夕鈴の 家に泊まる!」と。
二人とも迷惑になると言ったけど、おばさんは構わないと言ってくれたから、二日前に嬉々として夕鈴の家にやって来た。

そんな今日、おばさん達が別邸の手伝いに行くみたいで、二人でお留守することになった。
玄関で注意事項を言うおばさんを見送って、玄関の鍵を閉めて(夕鈴の家に来て、玄関に鍵があること初めて知った!)夕鈴と一緒にリビングに戻った。

「夕鈴、なにしてあそぶ?」
「んーと、おままごと!」
「いいね。じゃあ、おもちゃ取ってくるね」

リビングから続いた夕鈴の子供部屋におままごとセットを取りに行って戻ろうと振り返ると、後ろからよたよたと一緒についてくる夕鈴がいた。
慌てて駆け寄って手を握って支えとなると、そのままぽすりと抱きついてくる夕鈴に首を傾げた。

「どうしたの?」
「…いっしょにいるの」

そういってさっきよりもぎゅうっと抱きついてくる夕鈴に、あぁ、と納得した。
たぶん、寂しいんだ。日頃おばさんが出掛けるときは一緒だから、置いて行かれたのが寂しかったんだ。それに、僕も離れたから。
おばさんを見送った時は平気そうだったのにね。
夕鈴が、安心するように笑って頭を撫でてあげた。

「だいじょうぶだよ、ゆーりん」
「?」
「ぼくはゆーりんを置いていかないから」
「ほんと?」

やっぱり不安そうに見てくる夕鈴を抱きしめ返して、目線が合うように座った。

「ほんとだよ。僕も離れたら寂しいから」
「れーにぃもさびしい?」
「うん。夕鈴と一緒だよ」
「おそろい!」

頭を撫でながら言えば“一緒”という言葉にすごく嬉しそうに笑う夕鈴。そのまま僕の足の上に座り込み僕の手を振って遊ぶ姿に、困った。

「ゆーりん、おままごとは?」
「しない!れーにぃといっしょにいるの!」
「おままごとしても、一緒にいれるよ?」
「でも…ぐずっ…」

鼻を啜り出した夕鈴に慌てて、もういいよね!このままいようね!と宥めれば、うん!と笑って頷く姿にほっと息を吐き腕の中の夕鈴を眺める。

「~~♪」

楽しそうに何かのアニメの歌を鼻歌で歌い、僕の手を握ったり、振ったり、して遊んでいる。時折僕を見上げてにぱっと笑う夕鈴は可愛くて、同じ様に笑い返した。
…これは、楽しいんだろうか?

「ゆーりん、たのしい?」
「うん!れーにぃといっしょ!」
「僕も楽しいよ」

僕の問いに答えのようで答えじゃない返答をして、きゃあ、と笑って抱きついてくる夕鈴。
まぁ、楽しいならいいかな。
夕鈴が笑ってる。それだけで僕も満足していたから夕鈴の好きなようにさせて残りの時間も過ごした。




「…ん?れ、しょうさま?」
「ごめん、起こした?」
「違うの…待ってたかったの…」

寝ぼけた様子で僕に抱きついてくる夕鈴に顔がにやける。
大きくなっても変わらないなぁ。なんて、思いながら夕鈴を抱き上げ寝室に運ぶ。その間夕鈴は、僕の首に手を回して肩に頭をぐりぐりと押し付けて甘えてきた。
可愛い!なにこの夕鈴!
滅多に見れない姿に悶えるのを抑えて、ベットに横たわらせる。

「れいしょーさまも、ねる?」
「うん。着替えたらね」

舌足らずに、まってる。そういいながら寝息をたてる夕鈴に小さく笑いながら、昔を思う。
あの日も結局最後は一緒にお昼寝しておわったなぁ、と。
おばさんに起こされて、おばさん達が帰ってるっていうのに、それでも僕から離れなかった夕鈴。
「れーにぃといっしょ!」と言い張って、おじさんが少し落ち込んで、夜も僕と一緒に寝た。
小さいながらにも、その事にすごく満足した気がする。たぶん、独占欲とかが満たされてたんだと思う。
あの頃から、夕鈴が好きだった自分に少し呆れてしまうけど、可愛い夕鈴が悪いんだ。と、理不尽な責任を押しつけて納得する。

「ずっと一緒にいようね、夕鈴」

着替えを終え、ベットで丸まり寝ている夕鈴を抱き寄せ、僕も眠りに落ちた。



END

とっても可愛いちび黎翔君と夕鈴ちゃんに激しく萌えた~
砂上様、本当にありがとうございました

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よろしくお願いします。

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